Excelを使って電話する

〜DTMF信号を出力する〜


動機と仕組み


就職委員をしていると、多くの学生に電話を掛ける必要があります。電話番号が記入された学生の名簿(Excel)を基に、電話をかけますが、電話番号を押すだけで、かなり面倒です。

電話番号は電子的に記録されているので、機械の支援を使って電話を掛けて欲しいです。

モデムがあれば、電話を掛けることができるのかもしれません。しかしモデムは過去の遺産になってきています。ここではDTMF信号をスピーカーに出力することで、電話を掛けることにします。

【DTMF信号】
ダイヤル回線の電話では、ボタンに割り当てられた音を使って、交換機に電話番号を指示します。この音は、電話機のボタンを押して出すだけでなく、受話器の口にあるマイク越しに入力しても大丈夫です。 DTMF信号は、16個のボタン(通常の電話は12個しかボタンがありません)に、それぞれの音が割り当てられています。音は2つの音の和音になっています。

プログラムの概要


プログラムを作る前に、DTMF信号の音を準備をしておきます。具体的には、0〜9までの音をWavファイルとして用意しておきます。 DTMFのWavファイルは、フリーソフトで作ることができます。

プログラムの動作は以下の通りです

  1. Excelのセルに格納されている文字(数字)を読み取る
    1. もし、4文字ならば内線とみなす
    2. もし、8文字なら、市外局番が無いものとみなし、市外局番をつける(今は固定で「046」)
    3. もし、9文字以上ならば、電話番号とみなす
  2. 上記の判定を基に、外線ならば「0」発信とする。
  3. そして、文字(数字)に該当する、音(DTMF)信号を出力する

プログラムはここに置いておきます。


今後のために


DTMF信号は、あらかじめwavファイルで作っています。プログラム中で動的に作るようにすると、環境設定(?)が楽になるかもしれません。